川崎市退職校長会 会長挨拶 (2025.10.13更新)
節目の第30回 連合研修会 あいさつ 令和7年8月23日(土)
川崎市退職校長会 会長 簗部 敬彦
皆様こんにちは
本日は猛暑の中 また、来週から授業再開の学校も多くあるようです。そんな中、小・中・高・特別支援学校長会と学校管理職組合・教職員組合4校種、2団体でそれぞれの立場でリーダーシップを取られている皆様足をお運びいただきありがとうございます。この機会がお互いに情報交換並びに交流の場になっていただけたら嬉しく思います。また、本日は大変お忙しい中、教育長 落合隆様ご出席をいただいております。ありがとうございます。
さて、連合研修会は今年で30回目を数えます。記念すべき節目の第1回目はいつ、どんな形で行われていたのでしょうか。また、30年前の時代背景はどうだったでしょうか。
わたしの手元に平成15年5月に発刊された設立40周年記念誌「そして四拾年」という設立40周年記念誌があります。それによりますと第1回連合研修会は平成7年7月10日木曜日、平日に行われています。 出席者55名 テーマは「各校種に抱えている問題について」小中高養聾学校と4校種でした。3回目から管理職組合、教職員組合も入り問題提起をされております。当時、高度経済成長による社会構造の変化は核家族化少子化をもたらし子どもの人格形成が社会問題になっていました。発刊当時の教育長であった「河野和子」先生は「ゆとり」の中で「生きる力」の育成を中心とした特色ある学校の在り方に力を入れてきました。また全国に先駆けて「子どもの権利に関する条例」を施行しております。40周年記念誌にあるように「40にして惑わず」現役校長会と退職校長会が車の両輪として活気ある協力関係の姿を思い浮かべることができます。
記念誌にある通りいつの時代にも学校経営に関する課題は多くありました。しかし、昨今の課題はかつてには考えたこともなかった内容が多くみられ教育最前線で日々ご苦労をされている現役の皆様のご苦労を拝察しております。
課題はその時代を反映していると云われます。こういう時代だからこそ校種間の連携と学校間の情報交換を密にしていくことが大切かと思います。情報共有はお互いに励みになります。第一回目の連合研修会を開催した先輩方の先見性に感謝し本日お忙しい中ご出席いただいた会員の皆様方にお礼を申し上げて挨拶に代えさせていただきます。
本日は午後にまでわたりますがどうぞよろしくお願いします。
第63回定期総会挨拶 (令和7年4月19日(土))
ピンチをチャンスにより結束の年に
川崎市退職校長会 会長 簗部敬彦
こんにちは。本日は早朝より自宅を出られた方もおありかと思います。ありがとうございます。ただいま昨年1年間で亡くなられた33名の方々のご冥福を祈り黙祷をいただきました。先輩の皆さん方が築かれてきたおかげで今があることに後を受け継いでいる私たちは感謝しまた敬意を表させていただきました。またご遺族の皆様からご丁寧にお手紙をいただいております。そして長寿慶祝者の皆様、上寿、卒寿、傘寿38名に及びます。あとで紹介があろうかと思いますが本日はありがとうございます。また今年度退職された代表の方に出席をいただいております。ありがとうございます。
そして、本日は新学期始まったばかりの大変お忙しい中を教育委員会より教育長 落合隆様(昇任の拍手をもらう)また県連合退職校長会会長 川端重義様 はじめ各校種の皆様、組織の代表の方々のご臨席をいただき総会が開かれますこと会員を代表いたしましてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
さて、ご存じの通り近年の社会状況、とりわけ諸物価高騰の波は退職校長会に対しても大きな課題になっております。諸事業が滞ることの無いようどのように進めるか。まさに運営上のピンチといえる状況が続いております。ピンチといえるこの時期をいかにして乗り越えていくのか。ピンチをチャンスに変えるべき運営上の工夫と知恵が今求められています。変革期を迎えている今、将来を見据えて「改善すべきところはまずやってみよう」「まず試してみよう」「問題があるなら考え直そう」更なる結束の年にしていかなければなりません。顔を上げ前を向き一歩一歩前進していかなければなりません。
さて、教育最前線で日々ご苦労をされている小・中・高・特別支援学校長会でリーダーシップをとっておられる皆様、小教研はじめ川管組や川教祖の皆様、教育界も何かと課題が山積しているような昨今ですが日頃より魅力ある学校づくりのためのご努力本当にご苦労様です。今後も川崎の「子ども達の笑顔」のためにも「学校間との連携と交流」「教職員との協同と交流」「行政や他組織との連携と交流」を基本として「学校が楽しい」と思える学校作りを今までと同じように目指してください。退職校長会としても良き理解者良き応援者としてお手伝いをさせていただくことを申し上げて挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願いします。
令和7年 新年の集い 挨拶(令和7年1月10日)
~協働と交流を通して実(巳)のり多い年に~
川崎市退職校長会 会長 簗部敬彦
新しい年にあらたまりました。明けましておめでとうございます。昨年と打って変わって今年の正月は穏やかな日和に恵まれました。皆様にはご家族おそろいで良いお年をむかえられたかと思います。
本日新年の集いに当たり大変お忙しい中 副市長加藤順一様・小田嶋満教育長様・職員部担当部長落合隆様はじめ小中高校特別支援学校長会また各組織の代表の方々にご臨席をいただきこのように盛大に新年の集いができますこと835名の会員を代表しましてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
さて、世界を見渡せば依然として混沌としておりますが、昨年はうれしいニュースが多くあった年かなとも思っております。まずはノーベル平和賞を日本が受賞されたこと。世界平和への出発点になればと願います。ドジャース大谷に関するニュースは日本人としての誇りを持たせてくれました。同じく横浜ベイスターズの大逆転日本一は横浜市民ならず神奈川県民にとっても元気と夢をもらいました。
川崎市に目を向けますと市制100周年の節目の年に当たりました。昨年7月1日市制100周年記念式典が催され。この歴史的な節目は次の100年に向けて「多様性」を掲げ新たなスタートラインにつきました。多様性を基軸として川崎緑化フェア等様々な行事が行われてきました。その先陣に私たちの先輩また敬愛もする小川信夫先生の市民劇、初代市長石井泰助氏を中心とした川崎市が誕生するまでの激動の歴史とそこに生きる人々の葛藤を描いた「川崎市誕生物語」㋄公演。盛会に終わっただけでなく次の100年に向けて多くの方々に希望と勇気を与えてくれました。本日出席をお願いしました。皆様拍手をお願いします。
さて、また話は変わりまして小・中・高・特別支援学校長会でリーダーシップをとっておられる役員の皆様はじめ川管組・川教組の皆様、日々本当にご苦労様です。激しく変化する時代の中,学校はこれに対応し変わることが今求められています。一方、学校は様々な課題に追われ学校の存在価値や魅力が問われています。
しかし、学校教育に特効薬という薬はありません。人づくりには人が必要です。教育の再生にはそれなりの時間が必要です。「継続は力なり」を信じて、焦らず慌てず、今まで取り組んできたように今取り組んでいることこれから取り組もうとすることに対し一歩一歩歩みを前に進めることが肝要かと思います。嵐のその先には青空が待っていりはずです。
幸い本市では先ほど触れました新しい川崎に向けて「多様性の重視」を掲げ一歩踏み出しました。多様性は行動すること挑戦することから始まります。また一方、寛容の心と複合的視点が問われます。
「挑戦し試行錯誤できる環境こそ(若い)人をひきつけ人を育てます。」
「挑戦することは時には失敗にもつながります、その失敗を見守り、再チャレンジできる機会をつくる柔軟で弾力的な組織の土壌こそが組織の活性化に繋がります。」
「挑戦には年齢は関係ありません。大人こそが挑戦し続けることが重要です。挑戦している大人の後ろ姿に人(子ども)は学びます。」
今まで取り組んできたように「学校間の連携と交流」「教職員との協働と交流」「行政や他組織との連携と交流」をもとに子どもたちの「笑顔がいっぱい」「元気がいっぱい」といえる学校作りを目指して歩みを進めていただきたいと思います。巳年にちなみ実り多い1年になるよう退職校長会としてもよき応援団としてお手伝いをさせていただくことを申し上げて挨拶に代えさせていただきます。今年もどうぞよろしくお願いします。